先日の記事↓でヤクルトの決算発表後に株価が下落し、そこを拾って利益を出せたと書きましたが、トレード判断と決算内容について振り返り、追加で考察してみることにしました。
https://www.goodlife7.work/entry/2020/08/01/122328
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値動きをおさらい
こちらが7/31日中足チャートです。
発表は14時20分で、発表後は150円程上がった後に5800円まで下落、高値から安値で600円程の値幅が生じました。
そこから少しリバウンドを見せ6200円まで回復も、再度売り込まれて終値は6010円となっています。
https://jp.kabumap.com/servlets/kabumap/Action?SRC=chart/dailyChart/base&codetext=2267 より
なぜ発見できたのか
これは偶然もいいところで、ウォッチリストには入れていましたが決算発表日と気づいていませんでした。
しかし、日中値動きの少ない銘柄が突然前日比5%以上の下落を見せていたので気になり、決算発表があったことを知ったわけです。すぐに決算内容を見ることにしました。
最初に見るのは短信(要約)です。
ここでかなりの違和感を感じるわけです。このコロナの状況で、売り上げ減少となっていますが、営業利益は10%、経常利益に至っては29%も前年同期比で増えているわけです。
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決算内容を見て判断
コロナが流行り始めてからの値動きを見る限りでは、コロナ流行によるヤクルトの企業活動への追い風はないと言えるので、この決算は思っていたよりはいいと判断しました。
ここまで確認した時点で、最低でもショートリバウンドが発生する可能性が高いとみて買い注文を入れました。
入るタイミングとしては良かったと、この記事を書いている今でも思っています。
利確ポイントは下落前の価格にギリ届かないところ(6200円程度)とぼんやり考えていましたが、すぐに6200円に到達してしまったことで、持越しを考えてしまって利確できませんでした。下落後の再リバウンドが止まったところで利確しましたが、100円以上は想定ラインより下になってしまいました・・
詳しく内容を見てみる
トレードは終了してこれ以上調べる必要性はないのですが、気になったのでもう少し詳しく決算発表の内容を見てみることにしました。
営業利益増の要因
売上原価の減少と販管費の減少が同じくらいで、ヤクルトレディの休止が費用減につながっているのかなぁ?と感じました。これはプラスですね。
経常利益増の要因
300億円ほどが為替差益でした。これを抜けばプラス7%程度でしょうか。この数字をもとに判断した方がよさそうですね。
また、別資料にある「飲料及び食品製造販売事業」の内訳をみてもアメリカ以外は悪くなく、逆にアジアやヨーロッパではプラスとなっていることから、悲観的なデータは今回出てこなかったといえます。
結論
以上、もう少し詳しく決算をみてみても、今回発表されたものは悪くないと考えます。
私は金曜に一旦ポジションをクローズしてしまいましたが、今後も折を見てロングポジションを取る可能性が高いのではないかな、と思いました。
3行でまとめ
決算発表で下落した
決算内容は悪くなかった
株価はある程度戻った
次回は決算後に毎回こんな動きをしているのかを調べてみます。
完全な決算資料はヤクルトのHPからどうぞ
https://www.yakult.co.jp/company/ir/finance/results/
8/12追記
決算発表と当日の値動きについての考察はこちら